現在、宮城県沿岸部での震災がれきの処理は完了しております。
一方で、がれきが撤去された津波が浸水した田んぼや畑の除塩や農地復旧工事は、まだまだ先が見えない状況にあります。
たくさんのボランティアや地元の方々が田畑の細かいがれき拾いに参加されておりますが、浸水地域が余りにも広大であり、
かつ震災から年月が経ち、草木も茂り、土地が更に荒れているため、かなりの面積が手付かずで残っております。
アベゼンでは、行政から効率的な細かいがれき選別処理の提案要請を受け、今までの土質改良・振るい分けの経験から、20mmアンダーで土と細かいがれきを振るい分け出来るオーストリア製のマルチスタースクリーン「フラワーディスクL3及びフック」での選別処理を提案、デモを行い、農家の方々にも選ばれ、採用されました。
その後、韓国機械メーカーとのタイアップにより韓国製土砂選別機3機を導入。デモと性能アップを重ね、現在では更なる性能アップを重ねたL3とともに4機体制で迅速な農地復旧作業の一翼を担っております。