大震災による津波で、福島県・宮城県・岩手県の沿岸部では田畑に壊滅的な被害をもたらしました。
ガレキや小石が入り込み、海水が混入した土質改良が私たちに与えられた最大のミッションでした。
アベゼンの本作業に対する基本コンセプトは「良質な素材を引き出す・抜き出す・抽出する」でした。
震災後当初の手法は、がれき類の混じった田畑の土を取り出し、それらをすべてまとめて一緒に粉々にするという手法であったため、もちろん震災前より土質は悪いものでした。
当社は、行政から効率的な細かいがれき選別処理の提案要請を受け、今までの土質改良・振るい分けの経験から、20mmアンダーで土と細かいがれきを振るい分け出来るオーストリア製のマルチスタースクリーン「フラワーディスクL3及びフック」での選別処理を提案・デモを行い、農家の方々にも選ばれ採用されました。